本当の健康住宅とは自然素材の有無にあらず。住んでから家中を除湿してカビやダニを予防できる高気密住宅のことです(・∀・)

内覧会♯06 床暖房

内覧会♯06 床暖房

昨日から冷え込んだことにより床暖房を使い始めましたため、今回は床暖房についてです。

床暖房のエリアは家の日当たりで分けました

家の広さによって床暖房のエリア分けが可能な数は変わりますが、今回は4エリアまでの区分けでしたので、色々と検討してエリア分けしてみました。

上記の画像は我が家の床暖房のエリア分けの状況です。5系統で4エリアであるため、赤の範囲と緑の範囲は実質は1エリアです。廊下がない平屋であるため緑のエリアが廊下代わりになっています。

青のエリアと黄色のエリアは南側であるため、冬季の日中に日差しが強い場合は室内が暑くなることを想定して、床暖房をOFFにできるようにしてあります。

四代目はほぼ真南で周囲に隣家がないため、南側と北側で床暖房のエリアを分けています。そして、玄関ホールのピンク色の部分に床暖房のヘッダーボックス(HB)を設置しています。

ヘッダーボックスは屋外の室外機から来る温度の高い温水を受けて各部屋に分配するものであるため、HBがある場所は家の中で一番暖かくなります。

一条ハウスの最大の弱点と言える玄関のコールドドラフトの発生は、床暖房のHBを玄関ホールに設置して温水パイプをたくさん通過させることで、玄関から発生するコールドドラフトを軽減することができるでしょう。

さらに、玄関については余裕があれば床暖房のエリアとして独立させて設定温度を高くすると良いと思いますが、床暖房のエリアは最低3畳は必要であるため、予算に余裕がないと中々難しいと思います。

 

 

床暖房を入れたけど床が暖かくならない

床暖房の電源を入れてしばらく待ってみましたが、想定したエリアの床が暖かくならず、室温は低くないのですが、足元が暖かくない状態です。

現在、引き渡されている施主は床暖房の温水パイプのバルブを季節ごとに開閉する必要はなくなりました。過去においてはバルブの解放を忘れてしまっているケースがあるそうです。

また、不凍液が足りない場合も床が温まらないため、床暖房を使う前には必ず点検したいものです。四代目では先日の引き渡しの際に不凍液の量は確認しておりました。

なんで床が暖かくならないのかなと思って、サーモグラフィで測ってみたところすぐに原因がわかりました。

 

4エリアの内、1エリアしか温水が流れてなかったのです。北側の2エリアは同じ設定温度で高めにして南側の2エリアは設定温度を低くしていたので、北側の2エリアは同様に温水が流れていると思ったのです。

 

この床に設置されているサーミスタが室温を判断しているのですが、場所によって床付近の室温が異なっていたため、1エリアしか設定温度以下だと判断されていなかったようです。

このように、床暖房の設定温度が同じだとしても、必ずしも同じように温水が流れるというわけではないことがわかります。

 

 

設定温度を上げて床暖房を全開にしてみました

我が家はまだFIT法の改正により売電ができていないため、余剰契約の太陽光パネルが発電した電気は日中は使わないと損です。そこで、床暖房を全体的に30℃に設定してみました。

 

玄関ホールに設置したヘッダーボックスから温水が各エリアに流れ始めました。この様に一条ハウスの断熱の弱点である玄関ホールのコールドドラフト対策をしています。

 

やはり、玄関ドアはトリプルサッシや壁などに比べると断熱性能が低いため、温度が低いです。玄関ドアは一条工務店において最高断熱のプロセレーネのK1.5を選択してください。

四代目は寒冷地仕様であるため、玄関土間にも床暖房が入っていますが、タイルの下に温水パイプがあるためサーモグラフィで見ても温水パイプの形はわかりませんでした。まだ、土間は素足で立っても暖かいなと感じるほどではなかったです。

 

4マスパノラマウィンドウの付近の状況です。窓際に1本温水パイプが通っていますが、これは別のエリアに行く温水パイプです。

トリプルサッシと言えども大窓の場合は床付近が冷えるため、エアコンの風を当てられるように設計するなど対策をしたほうが良いでしょう。

 

脱衣所から浴室の状況です。一条ハウスはお風呂も暖ったかです。

 

トイレも当然床暖房が入っていますから暖かいです。

 

こちらは床暖房が入っていないロフトですが、床は暖かいです。熱は上昇する特性がありますから一階からの熱がロフトを温めているようです。

全館床暖房は電気の使い過ぎと誤解されると思いますが、断熱と気密性能に優れる一条ハウスでは電気代が安く家中を快適にすることができます。

 

 

床暖房は過剰装備ではない

他のハウスメーカーから過剰装備と言われる一条工務店の床暖房ですが、私は考慮の足りない指摘だと思います。おそらく床暖房が高コストだという方はエアコンとの二重投資になってしまっているのだと思います。

エアコン1~2台を使って全館冷房をする家においては、エアコンを各部屋に設置することは基本的にはありません。つまり、床暖房が高コストだと言っている方はエアコンでの全館冷房をしていない人だと思います。

フィリピン工場で床暖房用の床パネル等を制作しているため床暖房のイニシャルコストはそれほど高くありません。一条工務店の床暖房が標準ではない商品においてオプションとして床暖房を設置する場合は坪2万円程度です。

床暖房を設置した方がエアコンを全部屋に設置するよりも取付費用を含めると安いかもしれません。また、これは将来的な維持コストにもそのまま当てはまります。

一方で、スウェーデンハウスなどの床断熱を採用している高気密高断熱住宅ではエアコン2台程度で暖かいという状態が作れると思いますが、これは後述しますがエアコンの設置方法にノウハウが必要でしょう。

コストを含めて最善な方法は基礎断熱を採用して床下に1台のエアコンを入れて全館暖房を行う「床下エアコン方式」だと思いますが、ノウハウが必要であるため多くの人に提供できないというデメリットがあります。

全国に快適な家を多く普及させるには一条工務店の低温水の床暖房システムは優れていると私は思います。多くの人を疾病やヒートショックから救うという使命を考えれば、一条工務店の床暖房方式の価値がわかるでしょう。

 

 

一条ハウスはエアコン暖房でも快適にできる

ちなみに私は三代目のi-cubeにて床暖房を使わずにエアコンだけで一条ハウスが快適になるか試してみましたが、エアコンだけでも快適になりました。ただ、この方法は少し難しいため初めて家を建てる方にはお勧めはしません。

 

このように一階のエアコンを床上に設置したところ、温風が人の顔に当たらずに床に流れるため足元が暖かく快適でした。また、玄関方向からの冷気もこのエアコンが相殺してくれます。

 

二階のエアコンは夏季の全館冷房用のエアコンを冬季も利用すると、一階と二階の温度差がなくなって二階から冷えた空気が一階に降りなくなるため、家中の温度差がなくなります。

このほかにも玄関の室温を下げないようにキッチン側から換気扇で玄関側に送風をしているなど、色々なことをして室温の均一化を実現しています。

また、エアコン暖房は乾燥すると誤解する方が多いですが、エアコンを必要な時だけ使うというのではなく、24時間設定温度を24℃程度の低い温度で連続運転するため、エアコン暖房だから過乾燥という事にはなりません。

このように、色々な工夫をすればエアコン2台で家中を快適に冷暖房することが一条ハウスでは可能ですが、これを初めて家を建てる施主にチャレンジしろというのは無理があると思いますから、そういった意味で一条工務店の床暖房やさらぽか空調は誰にでも操作ができるため優れているのです。

 

 

一条工務店の家は乾燥するという誤解

この画像は三代目のi-cubeのものです。一番右が私が持っている温湿度計と比較した中で精度が高いと思われる、みはりん坊Wの相対湿度50%に対して、隣の2個の一条工務店から頂いた計器はかなり低い湿度を示しています。

個体差はあると思いますが、四代目で一条工務店から頂いた計器についても同様に湿度が低くでるため、多くの施主においても、一条工務店の家は乾燥すると誤解されているのではないかと思います。

もう1つ乾燥する理由として、空気は温まれば膨張するため、そこにある水蒸気の量が変わらなければ、容積当たりの水蒸気の割合である相対湿度は下がります。つまり、暖かい家とは乾燥して当然なのです。

ただ、コールドドラフト対策ができていないと足元が寒いため、室温を24℃以上にするなどの対策をすると思いますが、そうなるとさらに乾燥します。そして、ここで大量の加湿をすれば窓が結露してしまいます。

いい家とは室温を高くしなくても暖かいと感じる体感温度の高い家です。つまりコールドドラフトを殺すことができれば室温を必要以上に高くする必要がなくなるため、乾燥と窓の結露が防げるということです。

他のハウスメーカーの社員など、あまり高気密高断熱住宅の知識のない方が一条工務店の床暖房を批評していますが、床下エアコンなどとのハイレベルな比較でない限りは、ただの誤解なだけでしょう。

全館暖房ついては、家中の温度差は1℃以内を目標に調整に取り組まれると良いでしょう。3℃以上の温度差が家の中にあると空気の対流が起きて足元に風が流れ寒く感じるようになります。

室温が高くても何か物足りない、暖かいと感じない家は、家の中に温度差があると思います。また、温度計を置いてある高さの温度と足元の温度の差がある場合も同様で、1~3℃の差であるため中々気が付けないと思います。

 

以上、床暖房でした。