本当の健康住宅とは自然素材の有無にあらず。住んでから家中を除湿してカビやダニを予防できる高気密住宅のことです(・∀・)

内覧会♯01 住宅概要説明

内覧会♯01 住宅概要説明

本日から私にとって四軒目の注文住宅となるi-smartⅡの内覧会の開始をさせていただきます。

最近、年のせいか詳細な記事や長い記事を書くのに疲れてきましたので、簡単な内容で短めに分割した記事を書いていこうかと思いますので、内覧会はかなりの期間になると思いますが宜しければお付き合いください(・∀・)

着手承諾は2018年3月で引き渡しは2018年10月です。現在は仕様が変わっている箇所があるかもしれませんがご容赦ください。また、工事に関して参考にされることもあると思いますが、自己責任でお願いします。

それでは内覧会初回は住宅の概況からでございます。

建物配置図

140坪の土地に21坪の狭小平屋を計画したため、土地の3分の1が建物で、3分の1が駐車場、残りが庭という感じになりました。外構にお金を掛ける余裕がないので、広い土地にポツンと家が建っています。

建設地は田舎なので土地が安いということもあり、こんな贅沢な土地の利用をしていますが、これまで都市部で30坪程度の規制の厳しい土地でしか家を建てたことがなかったため、今回は非常にのびのびと設計出来ました。

まだ、下水道の整備率が低い地域なのですが、偶然下水道が前の道路を通っていたのはラッキーでした。

住宅概要

床面積が21坪と狭小な平屋+ロフトのi-smartⅡです。

老後を暮らすための家なので、本当はもっと小さくてもよかったのですが、フラット35を借りるために必要な最低床面積である70m2をクリアする必要がありました。

最初は床面積が70m2ピッタリでまったく凸凹のない形でしたが、寒冷地で降雪の可能性があるため、玄関庇としてアーバンルーフが設置できないことから、建物の玄関部分だけ凹ませて玄関の屋根としました。

玄関を凹ませた結果、床面積が70m2を切ってしまったので、画像右下の部屋を出っ張らせて床面積の帳尻を合わせた結果がこの家の形でございます。

設計の見どころ

四代目は一条工務店の課題をすべて克服することを目標に多額のローンを組んで計画した家です。一条施主が困っていること、一条工務店に改良して欲しいこと、そして一条ハウスのお洒落について、対策を考えてみました。

エアコン全館冷房

三代目i-cubeではさらぽか空調を採用し非常に簡単な操作で快適であることを確認しました。ただ、除湿にかかる電気代が高いため、四代目のi-smartⅡではさらぽかは採用せずエアコン1台での全館冷房(除湿)としました。

私はこれまで平屋を建てたことがなかったため、どこにエアコンを設置すべきか本来であれば悩むところですが、既に福島のまぼこさんが平屋の全館冷房に成功していましたから、自信を持って設計に臨めました。

まぼこさんからのレポートにより、全館冷房の法則性は二階建てでも平屋でも同じだと確信しました。それは、人のいない熱が集まる場所にエアコンを設置するという非常にシンプルな法則です。

オプション選択の答えを出したい

御影石のキッチンやロフトや小屋裏収納など、一条施主が憧れるオプションの数々をほぼ搭載しています。これはお洒落から採用したものありますが、一条施主が悩むオプションの選択方法に答えを出したいと思ったからです。

一方で、一条施主の間で必須と言われるオプションはあまり採用していません。全館冷房を採用しているため、窓を開けずに家中を除湿することにより、洗濯物は完全に部屋干しであるからです。

全館冷房と窓の日射制御を実装した高気密高断熱住宅には必要がなくなるものがあります。風通しを重視してき日本家屋から見れば有り得ないと思うかもしれませんが、これが湿度と日射をコントロールした最先端の家作りです。

私がこれまで一条ハウスで設置しなかったものは、網戸・バルコニー・浴室乾燥機・サンルームです。そして、標準で設置されてしまいますが、湿気を排出するために浴室の換気扇を回すことは間違いだと気がつきました。

浴室の換気扇を回せば外の湿った空気がその分は室内に入って来てしまうため、浴室は良くても家全体では良くないのです。

これらの装備は風通しを前提とした生活には有意義ですが、エアコンを使って家全体を安い電気代で除湿してしまう家には必要がなくなるものです。

このような家作りは高気密高断熱住宅が得意な設計事務所では既に実施されています。ただし、エアコン1台での全館冷房の核となるノウハウを公開していないため、大手ハウスメーカーの施主は知る機会がなかったと思います。

インテリアはお洒落に、住設は豪華に最大に

狭小住宅と言えども、キッチンやユニットバス、洗面台など標準で選択できる最大のサイズものを設置しました。また、都市部ではほぼ実装が不可能と言われている、4マスのパノラマウィンドウを搭載しています。

この理由として、一条ハウスを豪華に見せたいということであり、まずはお洒落な家に興味を持っていただいて、その後に湿度がコントロールできる最先端の健康住宅を知っていただくためです。

今回は21坪という狭い床面積の中でオプションを多数採用したり、標準で採用できる最大の住設を搭載するということが、今回の設計において一番難しかったことだと言えます。

一条ハウスの課題は四季すべてに家の性能を発揮させること

家は性能の一条工務店ですが、施主においても冬季の床暖房に気をとらわれて、四季すべてに高気密高断熱住宅の性能を発揮させるということを想像して来なかったと思います。

冬季の玄関から発生するコールドドラフト、春から窓の日射制御不足による室温上昇、梅雨以降のカビの発生など、どのハウスメーカーで建てても発生する問題ですが、一条ハウスの性能を利用すればすべて解決が可能です。

私の得意分野でもある「空調」については、四代目では日立の寒冷地用エアコンを採用するなどさらに進化させております。

一条工務店に期待を込めて

この四代目の家作りを通じて一条工務店に期待していることがあります。本来はもっと質素な設備の家で良かったのですが、非常にお洒落にしたことには理由があって、一条工務店の販売に貢献したいからです。

一条工務店よりいい家を作る設計事務所や地場工務店は極少数ですがあります。一条工務店よりも、もっと安くもっと自由な設計ができることは二代目に地場工務店でQ1住宅を建てた私は実際に体験しています。

ただし、それほど技術力がない中小のビルダーに一条工務店と同じ性能(トリプルサッシや熱交換換気扇)の家を依頼すると、似たような家を作ろうとして、一条工務店より見積もりが高くなってしまうでしょう。

本当に技術力のある極一部の地域ビルダーであれば、一条工務店のような高性能な機器は使わずに、窓からの日射取得やエアコンの活用など、コストを抑えて同等の電気代の家を考えてくるでしょう。

ただ、日本の家作りは大手ハウスメーカー10社の販売割合が3割に満たないため、残りの7割は中小のビルダーが担っていますが、その中に優れた高気密高断熱住宅を建てることができる業者は県に数社しかないでしょう。

つまり、多くの人は一条工務店のよりも低コストに同等の電気代の家を作る地域ビルダーを探すことすらできないということです。また、いくらいい家を建てられる技術があったとしても家を量産する技術とは別ものです。

優れた地場ビルダーがどんなに頑張っても、たくさんの人にいい家を提供することはできません。これは大手ハウスメーカーと中小の地場ビルダーの役割や使命の違いだと言えます。

私が尊敬する優秀な設計者は他社が全く真似ができないようなオリジナルな工法を確立していて別格な存在ですが、一条工務店を敵視しているのはオリジナルな工法を持たない何かの団体に所属しているレベルの地場ビルダーです。

一条工務店と競合してしまうレベルの高気密高断熱住宅が得意なビルダーについては、自然素材の採用や風通しなどを謳い一条工務店との差別化を測ろうとしていますが、自然素材の提案などは単なる客寄せの手段にすぎません。

さて、高断熱化が義務付けられたとは言え、未だに気密測定すらしない新築住宅が建てられている理由として、様々な住宅建設業者が乱立していることが住宅の規格化や高性能化が進まない最大の問題だと私は思います。

もし、私個人の理想の家作りを叶える地場ビルダーが存在したとしても、今の私にとってはそれは魅力的ではなくて、私の現在の希望は日本全体に湿度がコントロールできる健康住宅が普及することです。

冬季のヒートショックや夏季の熱中症や熱帯夜は家作りにおける人災とも言えます。その他にも花粉症やダニなどのアレルギーからも高気密高断熱住宅を上手に利用すれば解放されます。

年間に数棟しか優れた家を建てられない地場ビルダーよりも、高気密高断熱住宅として施主による若干の改良は必要であるものの、量産化された高気密高断熱住宅を全国に展開している一条工務店は圧倒的に存在価値があります。

すなわち、一条工務店にはこの工法が乱立していることによって低性能な住宅が建て続けられている日本の家作りを統合するために非常に重要な使命を担って頂きたく、私が二軒の家を一条工務店で建てた理由はそこにあるのです。

これからお送りする内覧会にはそんな私の想いが入っています。