本当の健康住宅とは自然素材の有無にあらず。住んでから家中を除湿してカビやダニを予防できる高気密住宅のことです(・∀・)

断熱補強

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一条ハウスには断熱材が入ってない部分がある

断熱ラインをなぞってみると玄関土間とユニットバス下に断熱材が入ってない部分がある事がわかります。ただし、この無断熱の部分は省エネ基準においても全体のQ値に与える影響が少ないため断熱材が省略できるとされる部分ですから違法ではありません。

基礎断熱の家を経験した人には、一条の家の土間に断熱欠損がある事はすぐに分かると思いますが、初めて家を建てる人や床断熱の経験しかない人には断熱材が入ってない部分があるなんて想像もつかないと思います。

なぜ、壁などの断熱に拘る一条工務店が、この部分の断熱に拘らないのか不思議でなりません。本稿ではこの断熱欠損部分の影響の確認および、対策を考えたいと思います。

 

玄関の断熱欠損

玄関土間の底盤部分と玄関土間の立上りが無断熱の部分です。寒冷地仕様では玄関土間底盤に床暖房が設置されるようですが、なぜ、そもそもの無断熱を解消しようとしないのか不思議です。画像はフラット35の工事仕様書より。

玄関土間が無断熱である場合、Q値のような家全体の省エネには大きな影響を与えませんが、住み心地という観点からは以下のような問題があると思います。

  • 立上りが結露し、玄関土間が濡れる
  • コールドドラフト(冷気)の発生地点となり、一階リビングに冷気が流れ室温が高くても体感温度が下がる

 

ユニットバス下

ユニットバスは床暖房が入っているため、断熱欠損があっても寒さを気が付かない人が多いと思います。見えない部分であるだけに結露が心配される事と、家全体の熱損失を減らすためにも基礎底盤に断熱材を入れたいものです。画像は曲がっていてすみませんが、フラット35の工事仕様書より。

 

防蟻を含めた断熱欠損対策

玄関土間とユニットバス下への断熱材の設置は現状では稟議対応となってしまいます。一条工務店には補修パーツ用の断熱材がありますが、誰もこんな施工をリクエストしないと思いますから納まりが分かる人がいないとも言えます。

断熱材を設置するには以下のような工法の若干の変更が必要になってきます。

  • 基礎立上りに断熱材を入れると玄関の内寸が若干狭くなる
    • 他社の防蟻断熱材であるミラポリカの場合は、寒冷地は5cm、温暖地は3cmの厚みが必要
    • 基礎立上りを玄関土間部分だけさらにヤセさせる必要がある
  • ユニットバス下は、工法を変えてユニットバス下と脱衣所を1つの気密区画とする
    • 良くある手段ですが脱衣所とユニットバスの基礎区画を独立させて気密エリアとすることで施工性を改善する
    • 脱衣所に床点検口を設けてメンテナンスできるようにする

いずれにしろ、一条工務店が防蟻処理した断熱材を現場でカットする事なく設置できる工法の開発が期待されます。現在の一条工務店が使っているウレタン断熱材は高性能ですから、厚みが薄くても結露防止に貢献すると思います。