参考になりましたらポチッとお願いします!
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 一条工務店へ



本日は全館冷房におけるエアコンの止める時期についてです。

結論からいうとまだエアコンを止めるのは早いので、もう少しまった方が良いと思います。また、室内の相対湿度が60%を切れるのであれば冷房運転の設定温度を25℃程度に上げてもよいでしょう。

 

日中の外気の絶対湿度が14グラム以下になったら「秋の気配」

今朝の外気は絶対湿度が13.9g/m3とほぼ14g/m3以下でしたからそろそろ秋の気配を感じます。ただ、日中はまだ15g/m3程度なので、生活排湿がある室内の状況を考えるとまだエアコンでの除湿が必要な状態です。

真夏だと絶対湿度は20g/m3を超えますが、絶対湿度が14g/m3というのは、27℃の室温の場合、相対湿度が54%の状態を指します。54%の相対湿度であればここに生活排湿が加算されても、室内の相対湿度は60%以下で収まると思います。

気温に関しては21.6℃と、もう冷房は不要ではないかと感じると思いますが、窓を開けない高気密高断熱住宅の生活の場合はちょっと違いまして、室温の上下動を抑えて安定させたいのであれば、まだエアコンは運転した方が良いのです。

私個人の考えとしては、家の空調設計というのは室内の温度と湿度の乱高下をさせないものだと思います。暑くなったら窓を開け、それでも暑いならエアコンを使うというのは、体調管理から考えても空調とは違うものだと感じています。

また、春と秋といった中間期は外気温の変動が大きいため窓を開けて、閉め忘れて体調を崩したくないため、室温は常に安定した状態に管理したいと考えていますから、私は窓はずっと閉めています(窓は1年を通じて開けません)。

絶対湿度の計算については、「みはりん坊W」という温湿度計を購入されるか、F式結露計算シートをご利用頂ければ簡単に分かります。

 

 

窓を閉めると熱が籠る高気密高断熱住宅

これは室内の状況です。外気が21.6℃にも関わらず、エアコンを冷房運転している室内の方が温度が高いという現象が中間期には起きます。これは、冷房による室温低下よりも、内部発熱(人体や電化製品、日射熱)が上回っているからです。

1日中ずっとこの温湿度であるため快適であり体調管理がしやすい状況ですが、仮にエアコンを止めても外気の湿度が低いため室内の湿度が60%を切れるのであれば、エアコンの運転を止めれば良いではないかと考える人もいると思います。

私は窓を閉めたままエアコンの運転を止めると室内が暑くなるので、まだエアコンを止めません。外が涼しいのに窓を開けずにエアコンを使うなんて省エネ住宅として本末転倒だと考える方もいると思います。

しかし、もう一歩踏み込んで考えると高気密高断熱住宅は省エネでありながら住み心地が格段に向上することがわかっています。その方法とは高気密高断熱住宅は窓を閉めると熱が籠るという特性を逆手に取るという方法なのです。

 

 

エアコンを止めると室内が暑くなる

こちらの表のピンクに塗りつぶした値をご覧ください。Q値が1.0W程度の家における中間期の室温構成を計算したものです。一条工務店の家は概ねμ値(夏季日射取得係数)が0.030~0.040の家が多いと思いますから、この事例はその範囲にあるμ値が0.037の状態です。

日射熱2.9℃ + 内部発熱(人体等)4.5℃ = 7.4℃(窓を閉めると上昇する室温)

窓を閉めれば天気が悪い日は内部発熱のみの室温上昇ですが、天気が良い日は日射熱分まで室温が上昇します。

窓を閉めれば安定して室温が上昇するため、24時間エアコンを使って安定して室温と湿度をコントロールすることができるようになります。このように安定感のある空調をエアコン1台という格安な機器で実現できることが高気密高断熱住宅の凄さです。

そして、高気密高断熱住宅ではエアコンを24時間利用しても、エアコンを小まめにON・OFFしても、電気代があまり変わらないことが分かっていますから、一歩踏み込んで考えてエアコンを工夫して使えば温湿度が安定した生活が送れるようになります。

さて、家によって条件は異なりますが、窓を閉めると「7℃~8℃程度は室温が上昇」すると覚えておけば、いつエアコンを止めるかは明確です。外気の平均気温が20℃を下回ったらエアコンを止めて良いと思います。

20℃(外気の平均気温) + 7.4℃(内部発熱) = 27.4℃(この室温なら何とか過ごせる)

外気の平均気温は「アメダスの過去データ」を参照してください。24時間の平均気温ということになりますが、高気密高断熱住宅は冷房を止めれば躯体が蓄熱をしますから、直近数日の平均気温が下がったのを見てから判断すると良いでしょう。

この考え方は床暖房を切る時期を考える際にも役に立つと思います。床暖房を切っても22℃の室温にしたいなら外気温が15℃以上で安定したら床暖房を落とす時期です。

 

 

エアコンを切らないと電気代が勿体ない?

6月中旬から現在までの累計の電気代は単純計算で5,167円です。

冷房運転で24℃設定ですが、外気温の下がるこの時期はもう冷房負荷が低いため、現状では117Wの運転でした。

(概算値) 0.117kW × 24時間 × 30日 × @24円 = 2021円/月

ただ、室温が低下するこの時期はそろそろエアコンが冷房を維持できずにサーモオフが頻発して、送風運転(20W程度)と冷房運転を交互に繰り返すため、実際の電気代はもっと少なくなります。

サーモオフが頻発したら除湿ができないじゃないかと考える方もいると思いますが、ご安心ください。もう外気は除湿の必要性が低い状態になっているため、サーモオフが起きても良いのです。

窓を開けると肌寒い季節は、高気密高断熱住宅では窓を閉めると暑くなるため、室温を少しさげるだけのエアコンの運転が必要なだけなので消費電力は少ないのです。よって、まだ室温のバランスと取るためにもう少しエアコンを使うと良いでしょう。

各家庭の生活排湿状況によりますが、絶対湿度の低い外気の状態が続くのであれば、もう再熱除湿は必要なく「温度を上げた冷房運転でも良い」わけです。要は室温を下げれば良くて、除湿の必要性が減るからです。

春先の床暖房を切る時期においても、ヒートポンプ機器は負荷が掛からない季節での消費電力は少ないため、省エネだと考えて早々に床暖房を切って寒さに我慢する必要はないと思います。

 

 

エアコンの電源を落とす際は必ず送風運転をしましょう

サーモオフが頻発している送風状態においても、エアコンの運転は止めない方が良いです。

エアコンは除湿した際に発生する結露水をドレン管から室外に排出していますが、エアコンが動いている時の室内機の中は温度も低くファンが動いているためカビが発生し難いですが、急にエアコンを止めるとこの結露水が乾かずにカビの原因となります。

エアコンの電源を落とす時は、室内機の内部が乾くように送風運転をするか暖房運転をすべきですが、面倒なのでやっていない方が多いと思います。ちなみに、RAYエアコンのリモコンには「クリーン運転」という2時間送風するボタンがあります。

省エネを意識して、エアコンのON・OFFを繰り返す運転の一番の危険なところは、この発生したカビをまき散らすからです。毎回カビを生み出して、次の運転でカビを拡散させるというこの運転方法は健康的によくないと思います。

また、エアコン室内機にある結露水を受けるドレンパンが大きい機種は1リットルも結露水があると言われていますから、必要に応じて送風運転の時間を延ばすべきでしょう。

送風運転は扇風機程度の消費電力であるため、私は秋にエアコンの電源を落とすときは半日以上は送風運転をしています。

 

 

最後に

昨年は9月30日にエアコンを切りましたが、その後に暑さがぶり返して来たのを記憶していますから、エアコンを切る時期は外気の平均気温が安定してきたかを確認すべきでしょう。また、窓の日除けはすぐに外さない方がよいです。

まだ、暑さが振り返す可能性のある時期なので、いまエアコンを切って室温が27℃で安定するような状態を保つと、躯体が蓄熱してしまうため、突然に外気温が上昇した日には暑い思いをすると思います。

よって、外気温が安定して20℃を下回るまでエアコンの運転は継続された方が良く、除湿量が足りるのであれば外気温が18℃程度で安定するまで、設定温度の高い冷房運転をすると良いのではないかと思います。もうこの時期にエアコンを運転しても電気代はそんなに増えないわけですから。

 

本日は以上でございます。

 

お役に立ちましたらポチッとお願いします!
にほんブログ村 住まいブログ 一戸建 一条工務店へ