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本日は湿度が上昇するこれからの季節に大繁殖するダニの対策についてです。

(出典:一条工務店 湿度管理を行う

 

ダニは温湿度の上昇と共に春から大増殖する

ダニは春から夏にかけて繁殖し、冬に乾燥により死亡します。ダニの死体やフンが主要なアレルギーの元となっていることは広く知られていると思います。

そして、この実験では156匹のダニが3か月後には約8万匹になったと報告されています。実験の条件がよくわかりませんが、とにかくダニは条件が良ければ大繁殖するという認識で良いと思います。

(出典:日革研究所 ダニ捕りドットコム

そしてダニは布団のみならず、開封したお好み焼き用の粉など、ダニのエサになる物の中に大量にいるようです。我が家はずっと低湿度なので、粉ものをじっと見ていてもダニを見つけたことはありません。

 

高気密住宅はダニ退治に使える

一条工務店HPの「湿度管理を行う」には低湿度がダニ対策に有効であると書いてあります。ただ、そのやり方までは書いていません。さらぽか空調がこれからその役割を担うのでしょうか。

ダニが高温や低湿度に弱いことは多くの方がご存じだと思います。ダニを駆除するのに薬品は必要ではなく高気密な家であれば、その気密性能を利用して家中を低湿度に保てばダニは生きられない訳です。

しかし、高気密住宅をダニ退治に利用しようという情報にはほとんど接した事がありません。恐らく、高気密住宅においても、春から窓を開けたり、夏は部屋ごとにエアコンを利用している人が多いからでしょう。

最近の住宅ではエネルギーの削減を目的として、通風を重視したパッシブデザインという設計手法が流行っていますが、気密性を開放してしまうとダニ対策が難しくなってしまいます。

そして、窓を開けて室内の温湿度が快適になる日は少ないため、ダニを退治するために窓を閉めて室内を60%以下の湿度に保ちましょう。低湿度の状態はダニの食料になるカビの発生の抑制にも繋がります。

 

窓を開けて快適な日は年間1ヵ月半だけ

東京のアメダス気象データをもとに窓を開けて温湿度が快適な日を求めると年間46日でした(計算条件:東京、2016年、内部発熱8℃。室温22℃~27、湿度40%~60%を快適とする)。

  • 冷房期間(約4か月) 6月中旬~10月初旬
  • 暖房期間(約5か月) 11月初旬~4月中旬
  • 中間期 (約3か月) 4月下旬~6月上旬、10月上旬~10月下旬
    • 4月 窓開け2日、窓閉め28日
    • 5月 窓開け21日、窓閉め10日
    • 6月 窓開け16日、冷房14日
    • 10月 窓開け7日、窓閉め16日、冷房6日、暖房2日

今回の計算に関しては、F式アメダス絶対湿度計算シートを参照してください。申し訳ございませんが、データレイアウトの都合から、アメダスデータに関しては湿度が測定されている主要な観測点(地名の前に◎)のみの対応となります。

冷房が必要な期間においては、窓を開けて外気をいれても室内の相対湿度は60%を軽く超えてしまうため、風通しの効果はカビ対策だと思います。要するに風通しは根本的なダニ対策にならないということです。

窓を開けて温湿度が快適な日が年間約1ヵ月半(46日)あるとはいっても、花粉や黄砂が飛来するなどの面は考慮していないため、実際に窓を開けて得をする日はほとんどないと言えます。

春から窓を開けないと暑くて過ごせない高気密高断熱住宅にならないように、大きな窓には日除けをしっかり付けて日射が室内に入らないようにすれば、夏の冷房費用も抑える事が出来ます。

窓を開けて自然の風を感じたいという嗜好や通風する生活習慣はなかなか変える事は難しいと思いますが、高気密は年間を通じて解放しないほうが、違った面で良い事が沢山起きるのです。

その最たるものが、ダニの駆除ができることです。年間を通じて高気密を維持して室内を60%以下の湿度に保てばダニが生きられない世界が生まれます。ただ、逆に高気密住宅では冬季に加湿をし過ぎて長期間60%以上にならないように注意が必要です。

 

一般的なダニ対策は継続が難しい

ダニは50℃の温度で30分以上加熱すると死ぬと言われています。また、ダニを殺したとしてもアレルゲンであるダニの死骸やフンを掃除する必要があります。そして、一般的なダニ対策は以下だと思います。

  • 布団の天日干し
    ダニは日射が当たらない面に移動することから、ほとんど効果がないようです。
  • 布団乾燥機の使用
    毎週、30分も全部の布団に乾燥機を掛けるのは手間がかかります。
  • 布団を丸洗いする(クリーニングに出す)
    これは非常に良いと思いますが、お金と手間が掛かります。
  • 布団クリーナーを使う
    毎週吸引するのは面倒です。

上記のように、一般的なダニ対策は手間が多くて継続することが困難です。そして、布団だけ対策してもベットやカーペットなど至る所にダニは存在しますから、完全な対策は難しいわけです。

一方で、高気密住宅に限って言えば、窓を閉めて室内を低湿度に保つだけでそれが強力なダニ対策となり、家中まるごと除湿が可能だということが高気密住宅にしかできない芸当だと言えます。

一般的なダニ対策は窓を開けて風を通したり、洗濯物は室内に干さないようにするなど、私の述べている事と真逆ですが、湿度を下げるという目的では一緒です。

そして、高気密住宅では、春は窓を閉めれば室温が高くなりため相対湿度は下がり、夏はエアコンという強力な除湿機を気密化された空間の中で継続運転すれば、窓を開けて風を通すという湿気対策から、家中まるごと除湿するというパラダイムシフトを起こせるのです。

 

室内の湿度を60%以下に保つには

夏は小型エアコン1台による全館冷房で家を低湿度にできます。先ずは窓を閉めて、冷房費を削減するために、大きな窓には日除けを頑張って設置しましょう。

5月などの中間期の中盤は室内が低温高湿度になる日があります。この対策としてカーテンやハニカムシェードを開けて日射熱を取り込み、室温を上昇させて相対湿度を下げる方法と、除湿器やエアコンの再熱除湿を使う方法があります。私は1週間程度なら、湿度が60%を若干超えても特に対策はしていません。

梅雨以降は湿度が高くなるため、エアコンを使わないと室内を低湿度に保てません。ただ、梅雨の始めは気温がまだ低いため、再熱除湿を使わないと室内が冷房で冷え過ぎてしまう時があります。

人から遠く離れたところにエアコンを設置して、24時間弱く運転すると冷房病にならずに高温低湿度という多少動くと発汗する程度の体が鈍らない室内環境に持っていくことができます。

春から秋にかけて、室内を低湿度に保つ事は最初は難しいと思いますが、慣れると非常に簡単な理屈であることが分かるので、難しく考えないで、ぜひトライしてみてください。

電気代を気にしないのであれば、RAYエアコンを二階の一階と二階の両方に冷気が落とせる場所に設置して、再熱除湿(ドライ)運転をすれば一発で全館冷房ができるでしょう。ただ、再熱は電気代が掛かります。

空気は冷やすと相対湿度は高くなり、暖めれば相対湿度が低くなります。温湿度の調整はバイパス換気、日射熱取得、除湿機、エアコン(冷房と再熱除湿)しか選択肢がないですから、これを状況に応じて使い分けます。

しかし、私は全館冷房の運転に慣れてきて、除湿機は利用しないことと、エアコンの再熱除湿は使わずに電気代の安い冷房運転のみで何とか乗り切れています。気温の上がる真夏は簡単ですが梅雨の運転は難しいです。

私は暑い時だけエアコンを使うといった運転方法はせず、梅雨の中旬から秋まで24時間エアコンは止めません。エアコン内部で発生した結露水はエアコンが冷えている状態ではカビを生みませんが、エアコンを切るとエアコン内部が温まってカビが発生してしまうからです。

エアコン内部で発生したカビは再度エアコンを使うとエアコンの風により部屋中に拡散されてしまいますから、エアコンの小まめなON・OFFほど不健康なものはないと私は思っています。

私はエアコンの冷房運転を止める時は暖房運転を短時間行うか送風運転を半日程度行って、エアコン内部を乾かしてから電源を落としてますので、6年使ったエアコンの内部は今でもカビが発生せず綺麗です。

 

ダニ捕りロボ

ダニ退治には色々な製品がありますが、私が使った事があるのはこの「ダニ捕りロボ」です。と言っても、窓を開けない低湿度な我が家にはダニが見当たらないので、この商品を使っているのは自動車の室内です。

家の窓はやっぱり開けたいという方には良い商品ではないかと思いましてご紹介します。効果の感じ方は人それぞれのようですが、薬品を使っていないところが良い点だと思います。

この商品はダニの好む匂いで誘引して、デシカントと同じ理屈でダニを乾燥させて殺すという構造になっています。誘引して逃げられないようにして殺すというやり方は蜂や蚊などの捕獲でも定着してきています。

シリーズ累計販売個数900万個というのは伊達ではないのかも知れません。

3か月でダニの誘引剤が切れたら交換ですので、各部屋に設置して継続するにはそれなりのコストは掛かります。そして、これだけ設置してもアレルギーの元となる今までに死んだダニとダニのフンは掃除機等で取り除く必要があります。

 

最後に

窓を締めて全館冷房をすれば、高気密高断熱住宅はダニの苦手な低湿度の空間になります。通年高気密に生活するか、窓を開けての風通しを楽しむかは人それぞれですが、これから家を建てる方で悩まれた場合はどちらもできる家にしておくと良いと思います。

両方に対応した家にしたとしても、網戸と大きな窓への日除けと小型エアコン1台を設置するだけですから、費用はそんなに掛かりません。小型エアコン1台での全館冷房は自己責任ですが、うまく行くか心配な方は各部屋にエアコンの将来用の予備穴を設けておけば、なお安心でしょう。

ダニの駆除以外にも、高気密を維持することにはメリットが沢山あって、特に共働き世帯で仕事が忙しい場合などは、窓を閉めて室内に洗濯物を干せば、天気や時間に捉われずに家事ができます。室内を低湿度に保てば、家の外に洗濯物を干すよりも早く乾くため洗濯物が臭わないという意外な事実に気付かれると思います。

本日は以上でございます。

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