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本日は家の天井高さについてです。

一条工務店では通常は2.4Mの天井高さですが、セゾンなどの商品では2.65Mと天井が高い場合があるようです。でも、敷地の狭い都市部では建物の高さを上げると斜線規制に引っかかってしまいます。

一般的には天井高さが高いと解放感があるという意見を良く聞くような気がしますが、これは豪華さを求めているのだと思います。ハウスメーカーの営業マンも天井の高さを売りにしてくる場合があるでしょう。

天井は低い方が美しい?

一般常識とは異なりますが、建築家の世界では天井は低い方が美しいという方が常識のようです。平面の美しさというものがあるそうで、天井高さを求める人は成金志向なんて言われるようです。

成金と言えばピカピカした豪華なものが好きな人ということでしょうか。ただ、家はピカピカが好きだけど、服装は渋い方が好きなど、同じ人の中でも成金と侘び寂びの好みは両方持ち合わせているでしょう。

でも、初めて家を建てる方は背伸びして家に豪華さを求めてしまうのは人情ですよね。来客に「天井が高いですね」なんて言われると嬉しいですからね。ただ、天井が高いことは良い事ばかりではないのです。

冷暖房費が増える

これは若干にすぎません。天井が低くなれば換気量を減らす事ができますが、2.4Mの天井高さでQ値が1.03Wの家が、2.2Mの天井高さだと1.02Wになる程度なので、考慮しなくて良い範囲です。

都市部では天井を高くできない

土地の狭い都市部では北側斜線の影響から天井を高くするのは困難なので、天井が高い=「良い」という文化では、土地の狭い家は何だか我慢したような切ない気分になってしまいます。

都市部では2.4Mの天井高さで二階建てにすると、北側斜線の影響から屋根の形状が変形する場合が多いです。総二階の片流れの屋根では太陽光パネルを全体に乗せることが難しく、3.5寸勾配の屋根なんて不可能です。

前々から、私が一条工務店に訴えているのは、地方中心の商品ラインナップだけでなく、都市部向けの背の低い、壁の薄い商品を開発して欲しいということです。

北海道でのQ値争いも必要だとは思いますが、都市部ではもう断熱性能はお腹一杯なので、一条工務店には、壁は2×4で天井高さは2.2Mも可能とした商品を発売して欲しいものです。

土地の坪単価が100万円を超える状況では2×6で天井の高い住宅は庶民には建てられないのですよ。

天井高さと身長の高さは関係ない?

私は身長が182cmと一般男性よりも高い方ですが、天井が低かったり狭い空間の方が落ち着きます。これには色々な理由があると思いますが、私より背が低い人が天井が低いと圧迫感があると感じる事に、非常に違和感を覚えます。

会社の出張では新幹線は普通席、飛行機はエコノミークラスを利用していて、それが普通であり、私より体が小さい人がグリーン車に乗りたいと言っているのをみると、なんて贅沢なんだと思ってしまいます。

昔に住んでいた実家は室内のドアが180cmの高さだったので、私は頭をよくドアに強打していましたが、最近の住宅のドアは200cmなので頭をぶつけることはありません。

そうなると、特段天井高さが低くても、私はまったく圧迫感を覚えません。

天井高さには黄金比がある

家の寸法には、フランスの建築家が編み出した「モデュロール」という黄金比があるようです。私は意匠が得意な建築家(デザイナー)は耐震性や防水と気密断熱を無視した設計をするので信用しないのですが、それと関係ない部分であれば、彼らの意見にも見るべきものがあるでしょう。

この「モデュロール」によれば、天井高さで言えば、身長からみて手を伸ばした高さが機能的な天井高さのようです。身長183cmの人であれば天井高さは226cmということであり、これは丁度私の身長と近いです。

(出典:住まいづくりナビセンター

よって、この黄金比から見ると、私の身長からすれば2.4Mの天井高さというものは低いというよりは若干高いとも言えます。

やはり、天井が高い和室はなんか間の抜けたように感じるのはこの黄金比のせいなのでしょうか。茶室などは非常に狭い空間ですが、そこに窮屈な感じがないのは何が黄金比のようなものがあるでしょう。

天井を下げると困ること

2.4Mの天井高さが日本では標準ですから、天井を下げると一般的に売られている家具などは寸法が合わない場合もあると思います。作り付けの家具でないと天井を下げた場合に困ることもあるでしょう。

天井を下げるとエアコンの設置場所に関して窓との干渉が出てくると思いますが、一条工務店ではそもそも、窓の上部にエアコン設置はできないルールだと思います。

また、二階建ての場合は、エアコンは一般的なリビングの壁上に付けることはあまりお薦めしません。人から離れた二階の階段ホール等へ設置した方が良いでしょう。

最後に

天井高さや住設の豪華さで家の良し悪しを判断しない方が良いと思います。天井高さに関しても2.4M以下であっても悪いものではないと思います。

豪華さで消費者の目を誤魔化している例として、マンションの住設は豪華な場合が多いですが、ほとんどの場合で耐震等級は最低の1であり、初めて家を購入する消費者の足元をみていると思います。

一方で、一条工務店の施主においては、構造上の理由による天井下がりを非常に残念に思っている方も多いと思いますが、耐震性が向上している証であり、悲しむことはないでしょう。

そして、天井下がり部分が発生した場合に、もし自分の身長から見てその高さが合っているならば、その部屋の天井全体を下げた方が美しいのかも知れません。

これから家を設計する方は折角の注文住宅ですから、天井の高さに関しては、高いことによる解放感と、低い事により平面の美しさがあるということを知っておけば、その使い分けができるのではないでしょうか。

本日は以上でございます。

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