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本日は、我がi-cubeに搭載した、床上エアコンについての考察です。

4月1日の引き渡しでしたが、4月初旬の冷え込みによって、なんとか床暖房とエアコンによる全館暖房の両方を経験する事ができました。

結論からいうと、i-cubeは余裕で6畳用(2.2kW)のエアコン2台(一階が床下エアコン、二階が階段ホールエアコン)で全館暖房ができてました。もちろん、セゾンなど軸組工法における夢の家仕様でも、まったく問題なくエアコンで全館暖房が可能でしょう。

iシリーズは床暖房が標準でありますが、他の商品ではオプションの場合がありますので、あくまで自己責任ですが、エアコンによる全館暖房も選択肢だと思います。

床上エアコンを設置した経緯

我がi-cubeには標準で床暖房が設置されています。なぜ床暖房を使わないのか?と疑問に思われる方も多いでしょう。

太陽光による売電を増やしたいから

北海道を除く地域の床暖房は長府製のもので、成績係数のCOPでみると掛けた消費電力に対して4.2倍(室温20℃、外気温7℃の場合)の熱を生みますが、小型のエコアンの方がさらに多くの熱を生む事ができます。

現状においてもエアコンの機種によっては掛けた消費電力に対して6倍弱の熱を生むことができますから、この倍率の差はそのまま電気代及び売電金額の差となってくるため、昼間の暖房代を減らす=売電が増えるということになります。

将来、床暖房が壊れた場合の備え

長期優良住宅では家の寿命を100年に掲げていますが、せめて30年先をみて考えてみますと、まず15年程度で床暖房の室外機は故障すると思います。

そこで、20万円程度の出費であれば交換で対応すると思いますが、その時にもっと燃費の良い暖房機器が出ていたら悩むと思います。家の断熱性能はこれ以上大幅に進化しないと思いますが、暖房機器の進化は多いに有り得ます。

この暖房能力の差は太陽光パネルの売電額に直結するため、もし毎月5,000円の電気料金の違いがでるのであればちょっと悩みますね。特に小型のエアコンは大量に需要があることから、販売価格が低く抑えられる傾向にありこれからも有望な選択肢でしょう。

寒冷地においても、寒冷地仕様のエアコンが普及してきましたので、家の高性能化と相まって大型の暖房設備はなくなっていくかもしれませんね。

本当は床下エアコンにしたかった

床上だとエアコンを設置する場所が必要になってしまうため、床下に設置したかったのですが、一条工務店の家は床で断熱しているため、床の下にエアコンを設置しても意味がないのです。

床上エアコンのために、0.5マス奥行で2マスの長さの設置スペースを設けましたが、上部が棚になっているため、全てが床上エアコン設置のためではありませんが、このスペースは施工面積としてお金を払っている訳であり、もし床下にエアコンを設置できたら、別の事に使えるスペースだったのです。

一条工務店には床断熱から基礎断熱へ変更して欲しいなと思います。旧自宅は屋根断熱+基礎断熱(一条工務店は天井断熱+床断熱)であるため、小屋裏と床下まで室内であり、収納スペースとして利用したり、換気装置を設置しているのですが、一条工務店の家はその部分が屋外であるため利用が難いのです。

RAYエアコンと床上エアコンが被った

一階のリビングに床上エアコンとRAYエアコンが同居するという珍現象が我が家では起きています。これはRAYエアコンの性能が小型エアコンよりも劣ることから、小型エアコンを設置したためです。そして、RAYエアコンを設置しなくても、減額にならない事が原因です。

RAYエアコンは現状では全くの利用予定がなく、RAYエアコンの行き場所がなくなってしまったので、空いているリビングの壁上に設置されています。可哀想です。

二階の夏の全館冷房用のエアコンについても、別の小型エアコンを設置したため、RAYエアコンはお客さんが来た場合に一階の室温が上昇したら冷房を利用するかも知れませんが、恐らく出番がないでしょう。

再熱除湿までついているRAYエアコンですが、私が一条工務店の家でエアコン冷暖房による省エネの実験をしたいと思わなければ、出番があったと思うのですが、非常に勿体ない事をしました。

ZEH対応のように、RAYエアコンを外して、高性能エアコンを設置する稟議を検討しても良かったのですが、余計に費用が増えてしまうため、このままとしました。

RAYエアコンは利用したいけど、省エネにも拘りたいという方は、RAYエアコンは二階の冷房用のエアコンとして利用し、一階には今回のように小型のエアコンを床上エアコンとして設置すると良いと思います。

夏場の冷房負荷の方が冬場の暖房負荷より少ないため、冬季は床暖房と小型エアコンの両方のヒートポンプで負荷分散した方が省エネになると思います。

実際に床上エアコンを使ってみて

まだ、冬シーズンまるまる利用しておりませんが、現時点では良い結果が得られています。

不快ではない

快適でした。微風で低い温度でエアコンを運転していましたが、リビングの床に温風がゆっくり流れている状態は不快ではありませんでした。これが顔にエアコンの風が当たるような設置方法だと不快だと思います。そして、空気が乾燥するかどうかは室温で決まるため暖房方式は関係ありません。

室温調整が簡単

一条工務店の床暖房は温めた水を循環させる方式です。水は温まり難く冷めにくため室温が上がるまでにタイムラグが生まれます。エアコンは空気を温めていますから、変更したければ簡単に室温調整ができますし、そもそも設定温度になるように勝手にエアコンが運転を調整してくれます。

ただ、床暖房とRAYエアコンの併用は可能であり、床暖房とRAYエアコンの同時利用については長府社のHPに以下の記載がありますが、床暖房の室外機の熱源は大型であり、全部使い切ることはない気がします。

温水暖房運転とエアコンの暖房運転を同時に行うこともできますが、温水暖房運転とエアコンの暖房運転のどちらかがリモコンの設定温度に近づくと暖房能力を抑えるため、床や部屋が温まらない又はエアコンの暖房が停止することがあります。

一階の室温を上げても二階からの冷気が気にならない

一階の室温を上げると二階から温度差で空気が下りてきてしまいます。これがコールドドラフトの1つなのですが、住み心地を良くするために通常は一階と二階の温度を同じにした方が良いでしょう。

我が家は玄関と階段方向から上記画像の矢印の方向に冷気がリビングに流れてきます。ただ、冷気の通り道に床上エアコンがあり冷気が消されるため、リビングではコールドドラフトを感じる事がありません。

この方式であれば、一階と二階に温度差があっても、一階リビングの住み心地が確保されるため、二階を省エネのために室温低下させることが可能となるわけです。

実際に先日、全館暖房を止めた後に、寒い日があったのですが、リビングだけ床上エアコンで暖めるというようなことをしても、二階から降りてくる冷気が気にならず、リビングは快適でした。

加湿器を横に置くと効果的

水蒸気は気化する時に周りから熱を奪います。COPの良い小型エアコンの横に加湿器を置けば効率が良いわけです。まるでダイキン社のうるるとさららのように加湿ができるエアコンになります(要給水)。

といっても、私は30%台の湿度では乾燥を感じないため、特段加湿はしたことがないのですが、画像の赤い加湿器はその前に住んでいた家で使っていたものです。

職場にもみはりん坊Wという温湿度計を置いているのですが、実は先日に乾燥しているなと肌感覚で初めて気が付いた時は湿度が20%台でした。やはり、そこまで乾燥すると私でも気が付くようです。

床暖房と比較して想定外だったこと

来シーズンにさらに確認する必要がありますが、床暖房についてあれ?と思ったことです。

床暖の待機電力

先日、RAYエアコン(床暖房)の待機電力を測ってみたのですが、意外と多いのではないかと思いました。さらに測定していく必要はあります。床暖房を止めた場合の消費電力は112Wと表示されていました。

112Wというと、0.112×24時間×30日×@27円=2,177円/月ということになります。この待機電力が常時発生しているのかわかりませんが、もし常時発生しているのであれば馬鹿にならない金額です。

恐らくこの各部屋へ温水を送る温度を微調整していると思われる部分の消費電力ではないかと思います。この黒い部分を触ると暖かいです。

床の温度は床暖房と変わらない

一条工務店の家は床断熱であり、土台と大引きの間に断熱材を入れる工法ですから、床暖房を使わないと床の木材の部分の温度が低くなると想定していました。しかし、床上エアコンであっても、放射温度計で測ると天井と床は1℃の差もありませんでした。

ここはエアコンのない脱衣所です。一階の天井は21.2℃でした。

壁は20.9℃です。

床は20.9℃です。

床から暖める床暖房の方が、暖房方式としては望ましいですが、我が家は一階天井の2か所にサーキュレーターを設置していて、天井の暖かい空気を床方向に送って室温を均一にしようとしています。

エアコンのような空気を温める暖房方式でも暖かい天井から空気を床方向に循環させていれば、断熱性能の良い家では、家全体がほぼ同じ温度になって輻射暖房化することが見て取れます。

床暖房でも天井が暖かい?

先日、福島の一条ブロガーである、まぼこさんが窓の温度を放射温度計で測ってくださったのですが、床暖房の場合であっても、天井の方が若干温度が高いというのは変わらないようです。

こちらの画像は窓が小さい場所における、天井と壁の下の温度の状態です。冷気が起きる窓の近くという場所ではありますが、当初は床方向の温度の方が高いと想像していました。

床暖房の循環温水は25℃程度の戻りだと思いますので、床がそんなに熱くならないことから、生活廃熱が上昇する天井の方が暖かくなるのでしょう。

これは床断熱工法を採用すると起きる現象だと思いますし、世間には天井暖房という方式もありますので、天井と床の温度が2℃以内に収まっていれば、体感的には良好なのでしょう。

最後に

床暖房が売りの一条工務店の家で、床暖房を使わないなんて、なんてムダなんだろうと思われるでしょう。まったく以ってその通りです。

床暖房はボタンを押せば誰にでも全館暖房ができる優れたシステムであり、これを否定しようとしている訳ではございません。しかし、一条工務店の家は床暖房がなくても、小型のエアコンで十分に全館暖房が可能であることが分かりました(最初から分かってましたが・・)。

熱量的には小型エアコン1台で足りますが、それでは一階と二階に温度差ができてしまうため、一階と二階の間に大型のファンを設置して家中の空気を回す方法もありますが、もっとも簡単に住み心地の良い全館暖房を行うにはエアコンを一階と二階に各1台設置した方がローコストでしょう。

床暖房、ロスガード、ハニカムシェードなど、一条工務店の家には住み心地を向上させるアイテムが盛沢山です。しかし、私は建物本体の性能に惹かれて一条工務店と契約しました。

その理由は、もしお金が無くて将来、設備の維持更新が出来なくてもエアコンのような簡易暖房装置で全館暖房が実現できる家だからです。設備は十数年しか持たなくても一条工務店の家は100年近く持つはずです。

そして、よしんば一条工務店には将来的には簡易なエアコンでの全館暖房をできるシステムを開発して欲しいと願って、こんな実験をしようと設計段階から色々と考えていましたが、私の想定を上回る良好な結果であったと思います。

床上エアコンを採用したい場合は稟議ではございませんが、効果についての保証は致しかねますので、各自が自己責任で対応してください。また、設計士さんを困らせないようにお願い申し上げます。

特に吹抜けがある家は吹抜けから熱が上の階に昇らないように、エアコンの設置場所や風の向きに考慮が必要でしょう。

本日は以上でございます。

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