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どうも、こんばんは。

Q値(熱損失係数)とUa値(外皮平均熱貫流率)が計算できるExcelシートを作りましたので、よろしければご利用ください。なお、申し訳ございませんが、フリーソフトですのでサポ―トはございません。自己責任でご利用ください。

ダウンロードはこちらです。

※2/17追記 吹抜がある家の場合の床面積の引き算が間違っていましたので修正しました。
※3/19修正 Q値の計算事例をカタログ値(0.59W)と合わせました。

入力箇所は17か所+窓になりますから慣れれば入力に10分も掛からないと思います。最初から、iシリーズ、iシリーズⅡ、セゾン等の軸組工法の入力済シートを用意してございますので、床面積や外周等を修正するだけで計算できます。

なお、北海道仕様の地中熱利用ロスガードに関してはスペックがわからないため、現状では計算できていませんが、熱交換効率が分かれば計算は可能です。

以下の計算例はカタログのQ値に合うように床面積が130m2で窓を小さくして家の形を真四角にしたiシリーズⅡです。土間の熱損失まで考慮して、Q値は0.59W(Ua値は0.17W)となってます。

これを見ると断熱に関する一条工務店の課題は玄関土間とユニットバス下の基礎底盤の無断熱、窓、玄関ドアだという事がわかります。一階と二階の階間部に関してはどうしても構造材が来てしまうため止むを得ませんが他の課題は改善が可能でしょう。

ただ、課題と言っても天井や壁の断熱性能が良すぎるが故に、他の部位が見劣りをするというだけで、他のハウスメーカーよりも圧倒的に高性能です。しかし、全体から見て少しの断熱不足であっても、そこから冷気が発生するため住み心地に影響します

窓に関しては、トリプルサッシ以上の高性能化はコスト的にも難しいと思いますから、基礎底盤と玄関ドアが改良できる点でしょうか。K1.5の玄関ドアが見劣りするほどに一条工務店の家は躯体の断熱性能が高すぎるのです。

家の形が正方形(球体)に近いほど外皮の表面積が減り、Q値と熱損失は下がるため、平屋や長細い家はQ値が悪化します。ただ、都市部に一般的に建てられる家は土地の形状の影響を受けて真四角な家にはならないでしょう。

そして、床面積が小さい家では床面積に対する窓面積がどうしても増えてしまう事と、一種換気装置の消費電力の大きさと気積(換気する空気の量)の小ささが釣り合わないため、思ったよりQ値が下がりません。土地に余裕のある床面積の大きな家では気積(≒床面積×天井高さ)が大きいためロスガードの効果がQ値の改善に貢献します。

カタログのQ値が0.59Wであっても、都市部では防火対応のためにトリプルサッシが使えないため、実際のQ値は0.7~0.9Wになると思います。カタログのQ値はウソではありませんが、土地の広さや建設する場所次第だと言えましょう。

一方、Ua値は家の形に関係なく同じ程度の数値になりますが、同じUa値の家でも熱損失量が違うという事が消費者に分かり難いです。また、H25年省エネ基準から換気による熱損失は一次エネルギーの計算の方に移行してしまったため、換気部分の熱損失はUa値には含まれない事になってしまいました。

やはり、換気まで含めた家の総熱損失量が分るQ値がもっとも端的に家の性能を表し、冷暖房費の計算等にも使いやすい最適な指標だと言えます。一条工務店にはこれからもQ値の表示をお願いしたいです。

この計算シートは一条工務店の施主向けに作っていますが、木造住宅であれば他の工法でも熱橋のマスタ等の設定を変えれば利用可能です。一条工務店の商品においても、iシリーズとセゾンなどの軸組工法の両方及び、二階建てと平屋に対応しています。

ただ、一条工務店の軸組工法の断面図等を見た事がないためHPの情報を元にサンプルシートを作っています。そのため若干実際とあってない可能性がありますので利用者側で修正をお願いします。ご容赦ください。

私の持っている市販の計算ソフトと比較してQ値の精度は確認しており、現在私が建てているi-cubeで計算したところ、項目ごとの凸凹は若干あるものの、Q値は市販のソフトが0.976W、この計算シートでは0.974Wでしたので、ほぼ正確だと思いますが、一条工務店のQ値計算方法とは同じではない(特に換気が)と思います。Q値は計算依頼先によって熱橋等の考え方が若干違います。

計算シートを作った理由は、私が一条工務店から発売を期待している2×4のウレタン仕様の家について、ブログに書きたかったのですが、市販のツールの計算結果をそのまま掲示する訳にもいかないため、自分で作ってしまおうと思った次第です。

計算シートのサンプルにある、i-2×4(仮称)というものが、発売を期待している商品なのですが、現在建てているi-cubeの間取りで、断熱材がウレタン仕様+トリプルサッシ+ハニカムで計算するとQ値は1.17W(基礎底盤を硬質ウレタン50mmで75%の面積を断熱すると1.14W)でした。同じ間取りの夢の家Ⅳ仕様のQ値が1.20Wであったため、軸組工法より若干断熱性能が上回っているようです。

お値段が下がるならハニカムシェードと床暖房はオプション扱いでも構いませんがトリプルサッシは標準にして欲しいです。そのためには準防火地区が多い都市部でも使える、防火トリプルサッシの開発が期待されます。

なぜ、2×4の付加断熱なしの商品が欲しいかというと、土地が狭いケースではiシリーズのような2×6+付加断熱の商品は壁がぶ厚過ぎて隣家との外壁後退もままならないからです。壁が薄くなる分、坪単価も下がって欲しいという希望もあります。

今後、家を建てるまでに発売されてくれれば選択肢が増えるのでありがたいところですが、もしそうでなくても、他の方のために商品を開発して欲しいです。都市部では道路斜線や北側斜線等の建築規制が強いため、総二階の家を建築するには土地の広さが必要になってしまいますから、総二階ではなく下屋が作れて背の高くなく壁が厚くない家が最適です。

温暖地ではQ値はもう十分ですし、これ以上の高断熱化よりもヒートポンプの効率でカバーした方がコストメリットがありますから、今度は「家は性能」のみならず都市部で建てやすい家を作って欲しいです(お値段的にも)。北海道のQ値競争でしのぎを削っている事は理解できますが、そろそろ都市部向けの商品と分けた方が良いと思います。

現状ではiシリーズの家を望んでも壁のパネルが大きくて、土地の前の道路が狭いと搬入できず、諦めてしまう方もいるようですから、パネルの小型化や枠組と外装材を分離するなど、狭い道路でも対応できる工法が確立されると有り難いところです。

土地の広い人や寒冷地は2×6+付加断熱、都市部は2×4の背の低い家があっていると思います。ツーバイ工法はそもそも柱でなく壁で家を支えていますから、スタッドを太くしても耐震性にあまり寄与しないと思いますので耐震性は2×4で十分でしょう。

しかし、純粋な2×4だと吹抜けを設けるには2×6の通し柱が必要になるかもしれませんが、もし2×4の商品が吹抜けの対応ができなくても、2×6のiシリーズやセゾンなどの軸組工法の商品があるのでカバーできるのではないでしょうか。

最近の一条工務店は高性能化と引き換えに坪単価が上がり過ぎています。予算は少ないけど一条工務店の高性能な家に住みたい人もいるため、注文住宅だけでなく、平屋を含む規格型の割安な間取りプランもご用意いただけると大変助かります。

まだ、先の四軒目の家に向けて、商品ラインナップが増えてくれたら嬉しいです。

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